令和４年11月6日（日）、一般社団法人兵庫県社会福祉士会主催の西播磨ブロック研修会に本学から健康スポーツコミュニケーション学科教授で管理栄養士の橋本賢先生が講師として参加されました。
　研修テーマは「嚥下リハ×栄養×YOU」と題して、加齢に伴って問題となるフレイル（虚弱）に起因する嚥下障害とその栄養管理についての講習でした。
　今回の研修では橋本先生の他に、関西セラピスト交流会の副代表、看護師でサルコペニア・フレイル指導士の内橋恵先生、大阪夕陽ヶ丘短期大学准教授で滋賀県立総合病院管理栄養士の高嶋典子先生が講師をされました。
　研修では、内橋先生によるオーラルフレイルの解説と予防のための発声練習、ブローイングという呼吸法、首から口腔周りの筋肉を鍛えるおでこ体操を実践しました。
　橋本先生はフレイルを予防するための栄養学を解説し、適切なタンパク質摂取方法を解説されました。
　高嶋先生は、在宅訪問栄養指導について、事例をもとに栄養診断の流れ、具体的な対応を解説し、ケアマネージャーをはじめとする他職種に気にかけてほしい栄養管理の実際を解説されました。
　先生方の解説の後には参加者の普段の食事の写真を見ながら、フレイルを予防するための具体的な食事内容、食材の組み合わせを参加者と共に学びました。また研修会では、講義と同時進行でグラフィックレコード（講義メモ）を作成いただき、講義後に内容を思い出してもらえるようにもチャレンジし、好評のうちに終了となりました。
　本学は地域にお住まいの方々の健康増進に貢献すべく、運動、栄養、食事に関する内容で色々な研修会や講習に参画しております。