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【報告】「特産もち麦振興に関する産官学連携協定締結式」を開催
2022年12月9日、福崎町長 尾﨑吉晴様、株式会社寺尾製粉所 寺尾美也子社長、都築仁子 学園総長、都築明寿香学長で、本学にて締結式を開催しました。
福崎町特産のもち麦を活かしたまちづくりを進めるための産官学連携協定です。
株式会社寺尾製粉所様が兵庫県の「アグリビジネス創出支援事業補助金」の採択を受けられたことにより、福崎町特産のもち麦を使った商品の開発を手がけることとなりました。そのうえで、研究開発や販売促進を含めた振興事業の協働体制を確立することで、さらなる発展が期待されることから連携協定を締結することとなりました。
尾﨑福崎町長からは、福崎町がもち麦を地元特産に位置づけて町おこしに取り組んできた経緯と今後の振興への期待について、寺尾社長より国産穀物の製粉業を活かして福崎産もち麦「フクミファイバー」の商品化と商品化に至るまでの本学との協働について、都築明寿香本学学長より福崎町で開学している本学の役割と使命、もち麦の素晴らしさを多くの方々に周知してきた実績について紹介されました。
福崎町の小売店の販売だけでなく、寺尾製粉所様が姫路城の近くで独自にアンテナショップを開いて福崎町をアピールしていきたいという構想や、学園総長からはオンライン販売など、今後の展開についての活発な意見交換を行いました。
もち麦豆腐、もち麦茶の試食もあり、とてもおいしい商品だと感じました。
もち麦豆腐は現在試作段階ですが、来年2月末には商品化し、4月からは一般販売ができるように開発が進められています。
締結式は、寺尾社長の学生と一緒に特産品を広めていきたいという熱い思いを聞き、とても和やかな式となりました。
産官学で福崎町特産のもち麦の良さを広めていきます。
<もち麦について>
もち麦は、βグルカンという食物繊維が含まれており、整腸作用、血糖値の正常化、血中コレステロールの低下などの効果により健康な生活を期待できる食品として注目されています。多くは米の炊飯時にもち麦粒を加えた「もち麦ごはん」として、もしくは茹でたもち麦を様々な料理に加えるトッピングして食されておりますが、もち麦粉として料理に使用しても独特の食感が楽しめます。